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ちょっとディープなフランス-17 [旅気分]

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さようなら サン・マルタン聖堂
聖堂のなかに1時間もいたでしょうか。
見たくてたまらなかった壁画を堪能して、誰にもかまわれなくて、私にとっては最高に素晴らしい時間でした。
見学は無料でも1~2ユーロの献金をするのがマナーだとか。
聖堂の隅の壁に、小さな献金箱がとりつけてありました。 
私は「ありがとう」をいいたくて、せめて5ユーロは献金したいと、お札を折りたたんで入れようとするのですが、つっかえて入りません。コイン以上の献金は期待されていないということ。
まいったなあ。コインは使い切ってしまうとなにかと不便なので、あるったけ入れるわけにいかないし…

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聖堂があるヴィック村とホテルがあるノアンと村とは2キロ離れています。
とある農家の庭に、ヤギの置物? じーっと動きません。
こちらもじーっとそこに立ち、生きたヤギかどうか、わかるまで見ていました。あ、シッポがちょっと動いた。

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二つの村は定規で引いたような舗装道路でつながっています。バスは期待できないので、ひたすら歩きます。歩いているのは私だけ。往復とも車は通るけど、歩く人とは会いませんでした。
絵のような田園風景、晴天に恵まれ、快適な散歩でした。(雨でなくてよかった!)
しかし住んでいる人は不便でしょうね。食料や生活用品はどこで買うの?
フランスパンとチーズとワイン、なるほど、保存のきくものばかり。

ちょっとディープなフランス-16 [旅気分]

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ノアン・ヴィック  サン・マルタン聖堂の壁画
これは、ユダがキリストを売る場面でしょう。左は右の画面のアップ。

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三博士の来訪、ですね。
あら、大変。一頭の馬に人が三人も乗っています。

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マリアとキリスト。キリストの表現がユニーク[わーい(嬉しい顔)]
私の乏しい知識では、聖書のどの場面かわかりません。

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最後の晩餐。

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左、十字架から降ろされたキリストでしょう。
右は天使。いまもその辺にいる、普通の若者みたい。この顔で、エレキギターを演奏していてもおかしくない。

以上、どの壁画も、現実の色ではありません。実際は少しぼやけた赤茶色の濃淡です。カメラに付属したソフトで露出調整したら、こんな色になりました。
でもこの色の方が見えやすいし、案外、昔の色に近いのじゃないか、などと思ったりして。

ちょっとディープなフランス-15 [旅気分]

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ノアン・ヴィック  サン・マルタン聖堂
ここにきたかった[exclamation]
自分の本棚で、いつ買ったとも記憶がない「フランス古寺巡礼」(岩波写真文庫1955年版の復刻版)を見つけたとき、いきなりロマネスクの聖堂にのぼせてしまいました。
のぼせの原因の最大のものは、ここ、サン・マルタン聖堂の壁画。もうひとつがショーヴィニーのサンピエール聖堂の浮彫でした。
10月22日、シャトールーからバスで30分、ノアン・ヴィックに到着。素晴らしい晴天です。
ノアン・ヴィックは二つの集落を合わせた名前で、ホテルがあるのはノアン。サン・マルタン聖堂があるヴィックとは2キロ離れています。
ホテルに荷物を置くなりでかけました。今バスできた道を戻ることになるのですが、バスは、1日に数便しかない。二つの集落合わせて人口400人のこの場所にタクシー会社はないらしい。
歩くほかはありません。
素晴らしい田園風景のなかを気持ちよく歩き、到着。
なんて愛らしい聖堂でしょう。
左は正面、右は後ろ姿です。

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左、私がのぼせたのは、この像のモノクロ写真でした。ある本には予言者の像と書かれ、別の本にはモーセと書いてあります。私にとっては、どちらでもいい。この像、そのものが好きなんだから。
右はキリストだそうです。最後の審判のキリストでしょうか。丸顔のキリストの像、はじめて見た。

ちょっとディープなフランス-14 [旅気分]

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シャトールー
シャトールーに1泊しました。ショーヴィニーから第3の目的地ノアン・ヴィックへ行くための中継地点です。
10月20日の夕方にショーヴィニーに到着。21日はショーヴィニー観光。
その夜、20時32分発のバスでシャトールーに向かいました。遅すぎないかって? そうなんだけど、ショーヴィニー→シャトールーのバスは、午前と午後の2本しかないのです。
荷物は前夜泊まったホテルに置かせてもらっていたので、日が暮れてからは、バスの時刻までホテルのロビー(というよりは狭い受付)にいさせてもらいました。
バスは暗闇のなかをひたすら走り、約2時間。終点のシャトールーに着いたのは22時20分くらいでした。
ホテルはバスターミナルのまん前です。
明けて10月22日、ノアン・ヴィック行きのバスは12時15分なので、午前中はシャトールーを散策。
ホテルのすぐ横に古そうな聖堂がありました。写真左は聖堂の裏側だと思いますが、カフェが、聖堂にぴったりくっついて建っています(写真右)。
聖堂にそって道があるので、進めば正面に回れるはず。ところがほかの建物にふさがれていました。
反対側にいってみると、学校の敷地と隣接しており、入れません。あーあ[バッド(下向き矢印)]
少し離れた場所に立派なゴシックの聖堂があります。こちらは現役、中に入れます。
でも私、今度の旅では、ロマネスクに浸りたいの。ゴシックは派手すぎる。

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ホテルの横の通りです。1階は店舗、上はアパートメントらしい建物が並んでいます。
なに、あれ[がく~(落胆した顔)]
単なる屋根の飾りなんでしょうね、人が入れる空間はなさそう。
バカバかしく(ごめんなさい)手がこんでいます。この部分を作るにたくさんおカネがかかったでしょう。
右の写真には煙突も写っています。こんな煙突は方々で見ます。
まだそれほど寒くないですが、冬になったら実際に使われるのでしょうか。

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泊まったホテルのレストラン。ここで朝ごはん食べました。椅子はワンピースを着ています。
写真右は、道路に埋め込まれた巡礼路の印。
j巡礼路は4本あるそうだけれど、シャトールーはどの道になるのかしら。

ちょっとディープなフランス-13 [旅気分]

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ショーヴィニー 博物館など
サン・ピエール聖堂のバケモノたちをたくさん撮って、ただ一軒開いていたカフェでお茶しても、まだ真昼。
おなかはすいていないから、カフェに長居もできない。
広場の周囲にはアーティストのアトリエ兼店舗がいくつかありました。芸術家村といった感じです。
服やマフラーの店。貴石と創作アクセサリーの店。ここでユニークなペンダントを見つけ(安い)、購入。
オリガミの店があったのには驚きました。オリガミ作品を室内の装飾品として売っているのです。日本で最もポピュラーなツルもありました。紙は洋紙で、非常に正確に折られ、かっちり・すっきりできています。お店にいた若い女性が作者のようでした。
お店の様子を撮りたいけれど、なにも買わないのだから撮らせてとはいいづらい。残念。
MUZEESと、小さな標識があったのでいってみたら、開館は2時30分。
広場の中心にある彫刻は、よく見たら少年ではなく少女でした。
少女のわきに座って、時間待ち。

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博物館は、まずエレベーターで最上階にいきます。屋上に出てみると、素晴らしい展望。
あれ? あの煙はなんだ? 写真左の中心部を望遠でアップすると右の写真。
巨大な煙突なんでしょうが、煙突というよりは塔のような太い建造物がふたつ。
その片方からもくもくとわきあがる煙。みな雲になって、空を埋めつくしているかのよう。
工場があるのでしょうが、非常に遠いので、それ以上わかりません。
博物館は最上階の先史時代にはじまって、下にいくにしたがい、、ローマ時代、中世、産業革命以後と、ショーヴィニーの歴史を展示してあるようでした。フランス語は読めないけれど、モノが語っています。
ショーヴィニーは水に恵まれ、近代には工業が栄えた豊かな都市のようです。繊維産業と窯業が盛んであったらしい。蒔絵のまがいものも作られいたようです。これは日本人の私から見ればご愛嬌。
でもこの丘の城址については触れられていないようで、残念[もうやだ~(悲しい顔)]

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これは古い時代の水がめでしょう。いいなあ。駒場の日本民藝館にほしいね、こういうの。

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今回の旅行の典型的晩ごはん。朝食のとき、もらってきたパンとチーズ。街で買った果物。
旅行では、夕食をたべすぎると翌日に疲れが残ること、体験ずみ。
この程度にしておくのが無難です。

ちょっとディープなフランス-12 [旅気分]

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ショーヴィニ- サン・ピエール聖堂のぐるり
聖堂のある場所は平野のなかぽっこり盛り上がった丘の上で、中世の城砦が今も一部をとどめています。
この朝、ホテルで道を聞いたら、「あっち」といった程度の返事しか聞けませんでした。 
街に出て、歩きながらお年寄りをつかまえること5人。5人目の人が「あれだよ」と指さしたのは、坂の上の崩れかけた城壁です。
近づいても、聖堂の入口らしいものはない。ぐるっと回ってみよう。あとでわかったことは、左にいけばよかったのです。なんとなく右の方にまわったら、いけどもいけども岩山と岩にしがみつく石の集積。
だんだん下って、城址の下の道路に出てしまいました。ここは現代で、車がビュンビュン。
城址に沿って進んでいくと上り坂が見つかり、どうにかこうにか聖堂にたどりつけたのでした。

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古びたものもが好きな私は、崩れかけた石の壁にわくわく。
写真左は、建物の形をとどめているので入れるかと期待しましたが、ダメ。
写真右は、この建物をとりまく高い石塀の、矢筈でしょう。曇っていなければ向こうに青空が見えるんだけど。

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上の写真の建物と広場を隔てて向きあっている城址。木製の橋が架かっています。
これに似た情景、見たことある…ベルイマン監督の映画「沈黙」だったかな。主人公の騎士が十字軍から帰って、長年留守にした自分の城砦に入っていく場面。
橋を渡ってみましたが、ここも入れません。ときに野外イベントに使われるのか、看板やポスターが残っていました。
なかを見た~い!
ほとんど壁しか残っていないけれど、壁の内側には、建物の構造を想像させるいろんなものが見えます。
こんど思い出したのは。小説「薔薇の名前」のラストシーンです。主人公の修道士が、以前滞在した修道院の焼け跡を訪ねます。一部に、壁に沿った回廊が残り、回想を呼び起こす…
うちに帰ったら、もういちど、「薔薇の名前」を読んでみたくなりそう。 

ちょっとディープなフランス-11 [旅気分]

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ショーヴィニー  サン・ピエール聖堂とその周辺
ここはショーヴィニーの市街を見下ろす小高い丘の上で、中世の城塞の廃墟があります。
生活にはたいそう不便な場所と思われますが、住宅らしい建物もいくつか見られます。
その間から顔をのぞかせているのが、サン・ピエール聖堂の正面です(写真左)。
聖堂のわきにまわると細い道があり、広場に通じていました。

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これが聖堂の後ろ姿? ほかに大きな建物はないのだからそのはずですが、印象がちがいすぎる。
ペッタンコで愛想のない正面にくらべ、後ろはモコモコと重なった感じがどことなくカワイイ。

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オフシーズンでも営業しているカフェがあるようです。いって一休みしようっと。
写真右は、広場の中心。こちらのカフェは休業しています。彫刻の少年はものうげです。

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ノラ? この辺の飼い猫? ぽっちゃりして、毛のツヤもいい。私を避けるどころか、よってきて、脚に体をすりつけます。背中のまだらが面白い。
写真右は、ある家の地番表示。おしゃれー!

ちょっとディープなフランス-10 [旅気分]

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ショーヴィニー  サン・ピエール聖堂のバケモノたち
10月21日。旅の第二の目的地、ショーヴィニーです。見たかったのは、サン・ピエール聖堂にある柱頭の彫刻。
左は12世紀後半に建てられた聖堂の一部分。右は19世紀末、デンマークで作られた銀製のブローチ。
似ています。着ぐるみを着た二人の人物、とんがり帽子、足は獅子のようです。
ちがうのは表情。12世紀の方はあっけらかん、19世紀の人物は近代の人らしく苦悩しています。
私はこのブローチに引っ張られて、ここまできてしまいました。
聖堂の内部は後世の稚拙な修復によって無残なまでに色を塗りたくられていますが、
それでも12世紀のバケモノたちの、いきいきとした姿は残されました。

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バケモノたちの野放図な明るさ。
思いだすのは去年見た、イタリア、ラヴェンナの、サンタポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂の行列する聖女たち。聖女というからには苦難に耐えた人々でしょうに、それと知らずに見ればむしろのどか。ピクニックにでかける楽しげな女性たちのように思えました。
どちらからも、中世の人々の感情をいきいきと感じました。

ちょっとディープなフランス-9 [旅気分]

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コンクからショーヴィニーへ
10月20日は移動の日です。
この日、当地は祭日で学校は休み。コンクからロデスに直通のスクールバスはない。
コスモワールド(旅行会社)の担当者、小川さんは「タクシーを予約しましょう」と、手配してくれていました。
タクシーがくるのは8時。7時に起きました。ホテルの部屋から窓の外を眺めると、
10月下旬はまだ夏時間だから、夜明けは遅いのです。

タクシーが山地から開けた風景に移る頃、地平に煌々と朝日が輝きました。
ロデスはフランスの南部、東西の海岸から同じくらいへだったっています。
10時26分、ロデス発。いったんもっと南のツゥ―ルーズに戻って乗り換え、西の海岸に近いボルドーへ。
ボルドーでまた乗り換え、北上してポワティエに向かうのですが、乗り換え時間は10分しかない。
ボルドーは大きな駅です。電光掲示板で自分が乗る列車の番号とプラットホームを探すのが精いっぱい。
ところが…30分遅れる? プラットホームの番号はなかなか表示されません。
水は買いましたが、昼ご飯は友達がもたせてくれた一口羊羹を、立ったまま。
私はカロリーメイトを用意してきました。これはバッグのなかで割れ、ポロポロ崩れたりして、食べづらい。
こんなときは一口羊羹の方が食べやすいと知りました。

ポワティエいきの列車、車両のなかに電光掲示板がなく、次の停車駅を知るのが難しい。
列車の運行が正確であれば旅程表の時刻で見当がつくのですが、そもそも遅れてきた列車。途中でさらに遅れるかもしれず…ポワティエから今度はバスに乗るのに間に合うかしら。
コスモワールドの小川さんは、24時間ラインでフォローしてくれるのです。列車のなかからラインで相談。
「かなり遅れても、バスは18時46分発です。十分間に合います」と、頼もしい返事。
列車が大きな駅に近づいたとき、向かいの席の女性に「ポワティエ?」と聞いたら「ポワティエ」と答えてくれたので、無事に下車。

ポワティエのバスターミナル。小川さんは、駅やホテルのストリートビューをあらかじめプリントして送ってくれたので、安心です。おかげで迷わず到着。
バスターミナルの建物は大きな倉庫のようです。電光掲示板で自分が乗るバスの停車位置を調べます。
誰もいない。
バスがきました。シャトールーいきです。私がいきたいのはショーヴィニーなんだけど。
ドライバーに用意のチケットを見せるとうなずいたので、ショヴィニーは途中で降りるのだとわかりました。

ショーヴィニーにバスが着いたのは、19時すぎ。もう日は暮れていました。
移動に全神経を使ってしまい、写真は1枚も撮れず。

ちょっとディープなフランス—8 [旅気分]

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コンクあれこれ
2泊したホテルの名前は、オーベルジュ・サン・ジャック。サン・ジャックは聖・ヤコブのこと。入り口に、巡礼姿の聖人の像がありました。オーベルジュの意味は日本語の割烹旅館に近いのかな。宿泊だけでも、食事のためだけにきてもいいようです。
到着した夜。パンや果物を売っている店を見つけられなかったし、昼はコーヒー一杯だったと気がついて、夕食を予約しました。 「1皿だけ」といったのですが、ディナーのコースのうち、1皿にするか2皿にするかしか選択肢はないようで、魚の皿にしました。
まず出てきたのは大きなボウル(ラーメン丼に近い)になみなみと白いスープ。ジャガイモと麦粉が半々?
薄味で、はじめはおいしく感じたのですが、量が多すぎて、しまいには味を感じなくなり、「舌切り雀」の雀になったような気分。
さて、魚の皿。大きな皿いっぱいに、赤い豆が敷きつめられ(芯が残っている)、中央にこれまた大きなタラの塊。薄味の好きな私でも塩気を感じないくらい。タラはかなりにおいます。食卓には塩も胡椒もありません。
うー。スープを完食しなければよかったなあ。
旅行案内によれば、郷土料理の味のようです。海から遠い地域の昔の暮らしを考えると、納得。カメラを取り出す気力も失せ、1/3で敗退しました。
30人あまり入れそうなレストランは満席。大部分、食事にきた人たちのようでした。
写真左は、翌朝の朝食。パンとコーヒーのフランス式でした。果物は好きなだけとっていい。これは嬉しい。
写真右は、部屋の鍵です。なぜか二つありますが、片方はなんのため?

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翌日。観光客の多いシーズンにはこの店も開くのでしょう。
3時頃、1軒だけ開いていたカフェで昼ご飯。栄養満点、 これがサラダなんだから。もう夕食はいらない。

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バス停の近くで毛づくろいしていた猫。カメラをどんどん近づけても平気です。